ウクレレの Low-G について その1.なぜLow-Gか?
ソロウクレレしている人なら一度は見たことありますよね。
『Low-G』という文字。
Low-Gって低いGという意味なんですけど、 4弦を通常のチューニング(Hi-Gと呼ばれる)より1オクターブ低くした設定のことを Low-Gと呼びます。
また、Low-Gという言葉は、 その4弦自体のことを指すこともあります。
通常の弦楽器は弦の並びで段々高くなっていくのですが、 ウクレレはかなり特殊な楽器というか仕様でして、 音の低い順に並べると、3弦、2弦、4弦、1弦となっています。(実はこれがウクレレらしさなんですけどね)
ウクレレの音域について
通常の仕様(Hi-Gと呼ばれる) では、3弦のドが出せる最も低い音になっています。
最も高い音はというと、 フレット数によって出せる数は違うのですが、 使う範囲でいうと1弦の15フレットだとすると、 これもドの音になります。
3弦のドを基準としたら、1弦の3フレットが1オクターブ高いド、 1弦の15フレットがもう1オクターブ高いドなので、 ここまで使って2オクターブという音域です。
Low-Gにすると、 3弦のドより低い音が出せるようになります。
今までの3弦の開放弦ドから下がって、シ・ラ・ソまで下の音が出るようになるわけですね。
そうすることで、ウクレレソロが弾きやすくなります。
ここで弾きやすくなるというのは、 アレンジがしやすくなるという意味です。
使えるキーが決めやすいというか。。。そんな感じ。
メロディで出てくる再低音がどこにできるかでキーを決めないとならないのですが、、、
その話はまた別にしましょうか。 笑笑
ということで、世にある楽譜(特に通常の歌のカバー曲)で意外とLow- Gが多いのはそうしないとアレンジできなかったからという理由で すね。
ということで、今回はこの辺で。
次はLow-Gで使える弦についての話でもしてみます。